好きです、この曲! 「Cowboy Song /Thin Lizzy」 カウボーイ・ソング/シン・リジー

Jailbreak3月、4月と言えば、別れ、そして新たな出会いのシーズンですね。この時期に限らず、私が再出発や何かを決意した日に聴く曲をご紹介します。
これは1976年にリリースされたアルバム『Jailbreak(邦題:脱獄)』の8曲目に収録されている曲です。シン・リジーはボーカル、ベースを担当するフィル・リノット(故人)が率いるイギリスの代表的ハードロックバンドでした。フィルのボーカルスタイルは、へヴィ・メタルバンドに多いハイトーンのものとは一線を画しています。低く語るように、時には荒ぶるそのボーカルスタイルこそがシン・リジーの「味」であることは間違いありません。
さて、この曲ですが、ひと言でいいますと、わかり易い、ノリのいいロックです。
I am jast a cowboy・・・、ギターのアルペジオと共に静かに曲が始まります。目を閉じると、そこには広陵とした大地と月明かりに照らされた牛たちの風景が浮かんできます。そこから一気にアップテンポになだれ込んでいきます。曲全体を通して一本調子ではなく、上手く「起・承・転・結」の構成に仕上げてあると思います。ギタ−ソロの前にあえてトーンを抑えているところが、より後半部をドラマティックに盛り上げています。
私はこの曲のギターソロが大好きです。このバンドの特徴であり、一番の魅力がツインギターのハモりなのですが、それを最大限に活かした曲だと思います。
このギターソロを聴きながら、『よーし、俺はやったるぞー!』と、プレッシャーに押し潰されそうな弱い自分を奮い立たせているわけですね。一種のおまじないです。(笑)


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