ボルゾイ大好き! あなたしかいない・・・

現在もいたずらに手を焼いたり、バカっぷりに呆れたりしながら、何とかしつけようと試行錯誤の毎日です。
ボルゾイという犬種の特徴なのか、ランディー固有のものなのか、おそらくは私のしつけ方に問題があるのでしょう、言うことをあまり聞いてくれません。自分にとってメリットがあるだろう時だけ反応するのです。
例えば、「おもちゃ」だとか、「おやつ」だとか、「さんぽ」だとかには、バッ、ビューンっという感じですが、「すわれ」とか、「ふせ」なんかには「1回やれば充分でしょ?」という感じで知らん顔です。その知らん顔も実は横目でしっかり見ていたりするんですけどね。(笑)   他の犬もそうなのでしょうか・・・?
犬というより猫に近い感じなのでしょうか?いや、猫も飼ったことがありませんのでこれも勝手なイメージです。 自分で考えて行動するといいますか、人間臭いといいますか・・・。
それで、あんまり悪ふざけが過ぎたり、言うことを聞かないと叱るんですね。(しつけのセオリーでは叱っちゃダメということですが・・・)すると、しばらくはしょげていますが、すぐに私に甘えて絡みついてくるんです。

飼い主としては甘えられるのが嬉しいものですから、以前、妻に「こんなに叱られてもくっついてくるよ、やっぱり犬(動物)だなー」と、少し蔑んだようなことを言ったことがあります。すると妻は私にこう言ったのです。


「仕方ないでしょう、あなたしかいないんだから・・・」


私はハッとしました。

もの言えぬ犬は引き取られた飼い主に命を委ねるしかないのだと。人間に媚びて命をつなぐことはペットとして生を受けた犬たちの本能かも知れないと・・・。
人間は犬を選べるが彼らは飼い主を選べない、そして私ではなく、もっと裕福で優しくて時間的ゆとりのある主人の元に引き取られたら、今よりランディーは幸せになれたのかも知れないと・・・。

その瞬間、胸が詰まるような、泣きたくなるような、何とも言えない想いがこみ上げてきました。
そして私は、ダメでもなんでも、ランディーの父親、友達になろうと心に誓ったのです。

その日から、不思議とランディーは私の視線から何かを感じようとするようになりました。相変わらず言うことを聞いてくれませんが・・・。

にほんブログ村 犬ブログ ボルゾイへ
Blog Entry ランキングへ投票