ボルゾイ大好き! 肛門腺絞り

今回は、肛門腺絞りについてお話いたします。
犬の飼育にあたっては、犬種の特性、グッズやしつけ、餌や病気、コストなどに注目しがちです。
もちろん、重要だからこそ注目されるわけですが、この『肛門腺絞り』 については、あまり認知されずに飼い始める方がいらっしゃるのではないか、と思い記事にしました。
当初、私も飼育書を読んではみたものの、現実的なイメージが湧かず、また、『犬の肛門を絞るなんて・・・、特別な犬だけだろう?』 くらいにしか思っていませんでした。
しかし、ランディーを飼い始めてから、その必要性に気づくことになります。

まず、そもそも『肛門腺とは何か?』 について調べてみました。
肛門腺とは臭腺と呼ばれる場所から出るくさいニオイのする分泌液のことで、その分泌液は肛門嚢(のう)と呼ばれるニオイ袋に溜まります。
このニオイは個体識別、言いかえれば、犬にとって名刺代わりだというのです。
本来、肛門腺は大便の排出時にその圧迫によって自然に排出されます。
しかし、うまく排出されずに溜まっていくと、細菌感染によって、肛門腺炎や、さらには重度の肛門腺膿瘍(のうよう)といった病気にもなってしまうということです。

そこで、とりあえず『肛門腺絞り』 なるものにチャレンジすることにしました。
最初は散歩から帰って、ウェットティッシュでお尻を拭くついでに探りましたが、よく判りませんでした。
それからしばらく経ったある日、ランディーがお尻を気にするしぐさ、振り返ってお尻に顔を近づけたり、グルグル回ったりするようになりました。
私は、お尻が痒いのか何かだろう、と思っていました。 
そして、リビングで私のあぐらの上に座らせようとしたその時、何か液体がしたたり落ちたのです。
『 ? 』 カーペットには、確かに薄い黄色のシミができています。顔を近づけますと・・・、
『 !!! くっさー!!!』 今まで嗅いだことのないニオイです。 これは肛門腺に違いない、と思いました。
私の膝や太ももに塗りたくられてはたまりません。慌てて、ティッシュを肛門下に当てて軽く押しますと、
『 ブチュー! 』 音を立てて、肛門腺が勢いよく飛び出したのです! それから、それを何回か出なくなるまで繰り返しました。
最初の大放出によって、カーペットが汚れてしまい、消臭やら何やらで後始末が大変でした・・・。

方法ですが、肛門下の両端をつまみあげます(時計で例えると、4時と8時の位置)。イメージはこんな感じです。
 
       ≪シッポ≫
          ↓ 肛門                                             ◎
        ▲ ▲ ←この部分をやや内側に押しながら肛門へ上げていく
    親指 ↑  ↑ 人差し指
    
一度経験すれば、コツはすぐに掴めると思います。
個体差がありますので、『ランディーの場合は』 ということでお話をさせて頂きますと、4〜5日に一度の割合で、肛門腺が出ているようです。
飼育書等々では、1ヶ月を目安に、といったことが書かれていますので、やや多いかも知れません。

ランディーも今では、お尻を拭かれることにも、肛門腺を絞られることにも 『当たり前のこと』 として抵抗はしません。
むしろ、絞ってもらった後はスッキリするのか、私にハイ・テンションで遊びの催促をしてきます。



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