ボルゾイ大好き! 蜘蛛の糸

芥川龍之介の話ではありません。最近のちょっと憂鬱なお話です。
家の近くに朝晩訪れる、ランディーがお気に入りの広場があります。
そこでトイレも運動も済ませますので、入口付近まで近づいて来ると、ランディーは一刻も早く着きたい気持ちに駆られ、グイグイ私を引っ張ります。
その日の朝もそんな勢いで、入口の左右に植えられたキンモクセイの間を通過しようとしたのです。次の瞬間、それは起こりました。
『ジャッ! ミシミシ・・・』
『?!! うわ〜!』  なんとも形容しがたい嫌な感覚が体中を駆け巡ります。
クモの巣です。どうやら、その広場の入口がクモのえさ捕りにとっては好都合の場所のようでした。

顔や耳、髪の毛にまとわりついている感覚だけが残っています。
神経を研ぎ澄まし、パントマイムのようにひとり懸命に剥がしている耳元から、またあの忌まわしい音が聞こえてきます。
『ミシ、ミシ、ミシ・・・』  朝の爽やかな気分を見事に打ち砕く瞬間です。


というわけで、朝一番乗りの私たちにとって、クモが丹精込めて作り上げたゴールテープを切ることが、ここ最近の日課となっています。
対策として、両手を前に挙げながら突入するのですが、顔面に直接掛からない程度の微々たる効果・・・。

他人に決して見られたくない異様な行動パターンがまたひとつ追加されました。





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