追悼 さよなら スーちゃん、我が愛しのキャンディーズ


キャンディーズの「スーちゃん」こと田中好子さんが亡くなられました。享年55歳、若すぎる死でした。

私はキャンディーズが大好きでした。私にとって「アイドル」は後にも先にもキャンディーズだけです。
ちなみに私は当時のファン層よりもかなり年代が下になります。私が夢中で聴いていたのは小学3年から6年くらいまでですので・・・。

私は小学2年生の夏にヘルニアの手術をしました。その時に「頑張るご褒美」としてラジカセを買ってもらいました。もう少し言いますと「買ってくれなければ病院には行かない」という駄々っ子交渉術を駆使して成功を収めたのです。それからその戦利品のラジオで毎日音楽を聴くようになりました。
当時、「不二家 歌謡ベストテン」という日曜日に放送される音楽番組が愉しみで毎週欠かさず聴いていました。「よかった!好きな曲が1位になった!」とか、お気に入りの曲がもっと聴きたくて、「ランキングから外れませんように・・・」と祈るような気持ちでスイッチを入れたり・・・。
その番組で初めてキャンディーズを耳にしたと記憶しています。デビューシングルの「あなたに夢中」でした。「甘くて、元気なおねーちゃんの声」に子供心にもうっとりしたものです。
それ以来、キャンディーズの曲は必ずチェックするようになりました。そう言えば、キャンディーズ見たさに「8時だョ!全員集合」も毎週観ていました。
ようやく5枚目のシングル「年下の男の子」で広く知られるようになり、9枚目のシングル「春一番」が大ヒット。以降、破竹の勢いでアイドル界を席巻したことは周知のとおりです。
当時を振り返りますといろいろ苦労しています。カセットテープに録音する際、録音ボタンを押すタイミングが遅れて曲の頭が切れてしまったり、それを間が悪いDJのせいにしたり(笑)、早送り、巻き戻しで繰り返し聴くものですから、テープがビロビロに伸びて、男みたいな声になってしまったり・・・。

特に私が好きだった曲は1976年5月リリースの「夏が来た!」です。夏の曲では、その翌年の「暑中お見舞い申し上げます」のほうが印象深いかも知れません。しかし、プラトニックな感じがするこの曲が当時の私の「夏」そして「夏休み」の象徴として、より心に残っています。
追悼の意味であれば、スーちゃんがセンターで歌っていた「あなたに夢中」を挙げるべきなのでしょうが、それは私の結婚披露宴の時に流したので勘弁して下さい、スーちゃん。

私が中学に上がり、キャンディーズは解散、ラン・スー・ミキは「普通の女の子」に戻りました。そして、その頃から私は洋楽ばかり聴くようになったのです。

スーちゃんが逝ってしまっても、キャンディーズは私の心のアイドルです。スーちゃん、お疲れ様、お安らかに・・・。

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