お気に入り文房具　ハンスオスターのペンケース２本挿し

以前、３本挿しのペンケースをご紹介いたしましたが、今回はその２本挿しヴァージョンとなります。同じく、デンマークの革職人「ハンス・オスター」氏が一つひとつ丁寧に作り上げたハンドメイド品です。２００５年頃に購入しました。

このペンケース（シリーズ）の最も気に入っているところは、ペン収納部の半円型の形状とその強度です。私はこの収納部を見て、なぜかトンネルを思い出しました。なんでもトンネルの形状は外圧に強いのだとか・・・。
上質で厚めの革を使い、それを綺麗に凹ませる技術もその形状も、すべては大切なペンを守るために必要な強度を得るためです。そしてそれは、他のペンケースとの比較において、圧倒的な優位性をもって差別化に成功していると言えるでしょう。
実際いくつかのペンケースを試しましたが、そのほとんどは革が薄く、何かに押されれば簡単に曲がってしまう形状と強度でした。これではペンにも簡単に外圧が加わってしまい、破損してしまうおそれがあります。よって、携行する際も気を遣わねばなりませんでした。そして、最後に行き着いたのがこのペンケースというわけです。

さて、実際のペンケースです。普段は茶色を好んで購入するのですが、この２本挿しは黒色にしてみました。見た目より非常に軽く出来ています。「革製品＝重い」というイメージが払拭されるほどです。
右上写真では、ペリカンのマルガリータ（Ｍ１０００：右）、とシャルロッテ（Ｍ８００：左）を挿しています。Ｍ１０００ベースのマルガリータでも横から見ますとまだ余裕があります。（左下写真）

実に理にかなった形状と扱いやすさ、それを具現化できる匠の技。手にするだけで「一刻も早く中の筆記具を取り出し、何かを書きたい」、そんな想いが溢れ出てくるハンス・オスター氏のペンケースです。

関連ページ：ハンス・オスターのペンケース　３本挿し　d:id:fusa_fusa:20110317　　　　　　　　　　　　　　ハンス・オスターのペンケース　でべそモデル d:id:fusa_fusa:20110325

　　　
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