ボルゾイ大好き! フィラリア予防

今回は犬にとって身近で恐ろしい病気『フィラリア』の予防についてお話いたします。
最近、急に暖かくなって、昆虫の動きが活発になってきました。そろそろフィラリアの季節です。以前、実家の向かいの犬が死んだ時に、「そんな病気があるんだ」と初めて知りました。なんでも蚊が媒介となって寄生虫が心臓を蝕むのだとか。
寄生虫」と聞いただけで寒気がするのに、その時母が、成虫の「そうめん」のような形態と心臓部でどのように寄生するかについて、あたかも自分が心臓を摘出・解剖して見てきたかのように説明していたことを思い出します。
フィラリアについて少し説明いたしますと、

  • フイラリアとは心臓の右心室、肺動脈に寄生する白い糸状の寄生虫を指し、感染動物の血を吸った蚊に吸血されることで感染する。
  1. すでに感染している犬の血液を、蚊が吸血する際に、体内に寄生しているフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)を一緒に吸い、蚊の体内にとりこまれる。
  2. 蚊の体内に入ったフィラリアの幼虫は、感染子虫に成長する。
  3. その蚊が別の健康なイヌを刺したとき、感染子虫が別の健康な犬の体内に侵入する。
  4. 体内に移った感染子虫は2、3ヶ月かけて、イヌの皮膚の下、脂肪、筋肉の中で2,3センチ位に成長する。
  5. そしてさらに血管の中に入って、2、3ヶ月かけて大人になり、最終的に心臓に寄生する。
  6. 寄生した大人のフィラリアは、卵胎生で、ミクロフィラリアを生む。

以下、症状ですが深刻な病気です。

  1. 初期症状:軽いせき、元気がなくなる、運動を嫌がる。
  2. 症状進行:食欲減退、激しいせき、吐血、血尿、死に至る。

ランディーにそんな厄介な病気を感染させるわけにいきません。
駆虫、予防するためには、

  1. 予防薬を
  2. 定期的に、
  3. 確実に、

投与することが効果的とされています。
1.については、インド・シプラ社の『ハーツ Heartz 』を与えています。ハーツはフィラリア予防薬カルドメック(ハートガードプラス)のジェネリック動物用医薬品で、2010年の3月頃に購入しました。
予防薬もさまざまな種類があり迷いましたが、収集した情報を元にこの製品を選択しました。これは回虫類、鉤虫の駆除にも効果があるようです。主成分により犬種や個体差で副作用が出るようですが、現在のところ、ランディーにはそのような問題は起こっていません。
6錠入りを10箱、計60錠購入し、確か1錠当たり250円程度だったように記憶しています。(海外輸入品 ※今回ご紹介している医薬品の使用については自己責任で行っています)
2.については、4月から12月までの9ヶ月間、毎月1日を『フィラリアの日』と決め、食事の前に1錠与えています。一番怖い『うっかり忘れ』を防止するため、カレンダーに丸シールを貼り付けてビジュアル化の工夫もしています。
3.についてですが、以前はご飯の上に置いて、一緒に食べさせていました。ところが、本当に口にしたのかどうかを食事中、監視しなければなりませんでした。残してしまったら、次の食事にズレ込んでしまいます。
そういった不確実性と手間を排除するために、今は直接、喉の中に押し込んでいます。単純ですが、これが安心・確実な方法なのです。ランディーも「あ、何かくれたの?」という感じで特に嫌がりません。
1日でも長く生きて欲しい、そして、私の不注意で死なせたくはありません。
ランディーが家にやってきてからカレンダーの 『1日』 は少し真面目で特別な日となっています。


  
 


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