ボルゾイ大好き! ごめんね、タマちゃん・・・ω

猫の話ではありません。去勢の話です。これについては賛否両論、さまざまなご意見があるようですが、飼い主である私が選択したお話をいたします。
ランディーが生後6ヶ月になった時に去勢手術をしました。2010年2月のことです。
犬は人間と比べて成長が早く、決断を先延ばしにするとタイミングを逸してしまうおそれがあります。私は生後4ヶ月を過ぎたあたりから去勢するか否かについて、考え始めました。
まずは去勢のメリット・デメリットに関する情報を集め、そして判断することにしました。メリットとして大きく2つに集約できました。

  1. 病気予防と発情期のストレスから解放できる
  2. 無用な繁殖を防止できる、マウンティングやマーキングを抑制できる
  1. は、長寿が期待できる。つまり、犬のためであり、人間のためです。
  2. は、私たち人間の都合、言い換えれば、人間と犬との共存のためです。

反対にデメリットを挙げますと、永久に愛犬の子供を見ることができない、ということです。
このように書きますと、ずいぶん私がドライに物事を考え、決断し、実行してきたように感じられるかも知れませんが、決してそうではありません。ここで犬を擬人化してしまうことはナンセンスだと思ったからです。
しかしながら、同じ男として考えることもあったのです。せっかくこの世に生を受けてきたのに、そのまま逝かせてしまうのは不憫だと思いました。その一方で、煩悩を持たずに過ごせるのなら、それはそれで幸せなのかも知れない、知らないほうが幸せなこともある、とも思いました。
このような決断は、餌を変えるだとか、そういったレベルの話ではありません。しかし、初めから結論は出ていたように思います。
生後6ヶ月となる2週間前に行きつけの動物病院に予約を取り、そして、当日の朝を迎えました。いつもより短めの散歩と絶食。何も知らないランディーは部屋で無邪気に遊んでいます。
私は家族に対し、改めて手術の必要性、成犬になって起こるであろうトラブルについて話しました。それは、自分自身が「これでいいのだ」と、納得するためだったように思います。
朝に預け、私の都合でその日の晩に迎えに行きました。先生から『無事終わりました。麻酔の醒めも良かったです』と言われ、ホッとしながらランディーを撫でてあげたのを思い出します。
ランディーがたくましく成長した現在、彼の子供が産まれたらどんな感じの子供たちになっただろう、と、ふと想像することがあります。
たぶんそれは、後悔というのではなく、ランディーの子供の頃にしてあげられなかった想いをその子供を通じて満たせるのではないか、ということなのだろうと思います。

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