ボルゾイ大好き！ お散歩ハプニング 夜空に描く放物線

夜の散歩に関するエピソードといえば、もうひとつ思い出深い出来事があります。先にご紹介した『犯人は誰だ！？（d:id:fusa_fusa:20110407）』より、遡ること数日前、お散歩グッズもまだ揃っていない頃のお話です。
いつものように広場で駆け回り、隅っこで用を足し、それをウンコ袋で拾って、「さあ、帰ろう、せっかくだし外周を回って帰ろうか」となりました。
街灯の明かりが届かず足元はかなり暗いのですが、慣れ親しんでいるところです。気にせずそのまま行きました。
私はよく『今日は楽しかったね！』とか、『ランディー、お父さんはこう思うが、お前はどう思う？』みたいな話を極めて一方的な形で進めます。知らない人が見たらイカれたオッサンにしか見えません。その日もそんな感じで歩いて行きました。

『グッ！』
不意にリードのテンションが直に伝わり、右手が前に強く引っ張られました。真横を見ると今まで熱弁をふるっていた相手の姿がありません。
狩猟犬の本能・・・ランディーは私の制止も聞かず、グイグイ、『何か』を追いかけています。たまらず、引っ張られるまま私も走っていました。　と、その時・・・。
『ガッ！』
右足が何かに引っ掛かったのです！私の右手はリード、左手はウンコ袋を握っています。
『あーーーーーーーーーーーー』
すべてがスローモーションに変わりました。万歳の格好のまま真冬の夜空に舞う私を月は無情にも照らし出していたことでしょう。
『ズザーー！！』その瞬間、下アゴが地面に叩きつけられたのです。
『痛〜〜』アゴがジンジンしました。

実は広場も含めこの一帯、ゲートボールが競技できるよう『起伏に富んだ設計』となっていたのでした。

翌日、アゴと首に湿布を貼りつつ現場を検証しますと、地面には足が引っ掛かった跡と私のアゴで掘られた跡が生々しく残っていたのでした・・・。
地面が芝生だったことはラッキーでした。これがアスファルトなら確実に骨が砕けていたところです。

それにしても、こんなに見事にこけたのは小学校の低学年以来です。本当に誰にも見られなくてよかった、ウンコ袋を握りしめて豪快にコケるオッサンの姿を・・・。

　　　
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