就活 面接試験 7つの 『×』

これから就職、面接試験を受けられる方のご参考になればと思い、記事にしました。
最初にお断りしておきますが、私は人事関係の職種ではありません。採用試験のシーズンに応援に駆り出されるのです。
工業高校を何とか卒業 『させて頂いた』 私が、部下に 『専攻は?』 と訊かれて、真っ先に 『先公』 を脳裏に描いてしまう私が、大卒予定の優秀な方々を面接試験で評価するようになるとは、人生分からないものです。
それはさておき、本題に入ります。私が主に対応するのは1次面接試験です。
採用試験というものは本当に疲れます。その人の人生を左右してしまう大役なのですから、真剣勝負です。同席の人事担当者は 『業務』 として慣れたものですが、私はなかなか慣れませんし、割り切れません。1日が終わるとクタクタになってしまいます。
面接にあたっては、ある評価表/評価基準に基づき総合的に判断されます。もちろん、この中身はお教えできませんが、私が感じていることをお伝えしたいと思います。あくまで主観ですし、他企業様の基準でもありませんのでご注意ください。
それでは早速、私が面接試験で 『×』 をつける人を挙げていきます。
1.最初の自己紹介でボロボロな人
まず最初に1分程度の自己紹介の時間が与えられると思います。内容はともかく、これで詰まるようではダメ。これは、話の上手下手は関係のない部分で、練習次第で流暢に話すことができるからです。私は事前にどれだけ準備してきたかを見ます。アガリ症なら、それを克服できるようどれだけ努力したか、です。
2.マニュアル本から抜け出してきたような人
私はその類の本を読んだことはありませんが、まるで読んでしまったような錯覚に陥ることがあります。皆さん、パターン化されているからです。不謹慎ですが、正直退屈です。神妙な表情を保っていますが、『また、これか・・・』 と内心あくびをしていることが多いです。事務系ですと、『縁の下の力持ちになって、云々・・・』 というセリフ。私の経験上、そういう人は大抵、他人にこれでもか、と重りを載せるようになっていきます。 『自分』 を売り込めていないことに気付きましょう。
3.まったく生産していない商品を言った人
せめて、何をしている会社か?くらいは知っておきましょう。待ち時間に会社紹介のビデオを繰り返し流しているのにもかかわらず、関係会社の製品について熱く語る人がいました。受ける会社を間違えたのか?と疑いたくなります。
4.緊張し過ぎて真っ白になり、涙目になった人
私は落とすつもりで面接をしていません。むしろ、その人の良いところを引き出そう、聞き出そうと思っています。なんとかその人のフィールドで話ができるよう、水を向けても空回りしてしまう人は残念ながら 『×』 にせざるを得ないのです。女性でおられましたが、これでは自己PRする土俵にも立てません。これは、練習、場馴れする以外、対策はないと思います。
5.質問以外のことをいつまでもペラペラ際限なく話す人
男性に多いです。もちろん、質問に対し、YES/NOだけでは自己PRにつながりません。しかし、『いったい、何の話?何が言いたいの?』 と?マークが浮かぶまで延々、ループに入る人がいます。売り込んでいるつもりがマイナスポイントになってしまう例です。会社によって異なるでしょうが、面接時間は15分程度。この短時間に 『自分』 という人間を売り込まなくてはなりません。こちらも限られた時間でさまざまな角度からその人の強みや良さを知ろうとしますので、『損・得』 で言えば、『損』 になります。おそらく、とりあえず答えるために話し始めて、収拾がつかなくなるパターンだと思いますが、そういう人は、いったん頭の中で、質問の意図と答え(落とし所)を描いてから話し始めると良いと思います。
6.薄っぺらい人
面接には、はったりも大事です。しかし、すぐにボロが出るようなはったりなら、かまさない方がマシです。例えば、『環境問題について研究した』 とする。ならば、そこがその人のフィールドだろうと、こちらはその内容について更に質問を掘り下げる。そうすると答えられない。こんな私でさえ知っているような、世間一般で周知されているような内容が、ですよ? 結局、その人はしどろもどろになって自滅しました。『環境問題』、『ボランティア』、この二つは流行り言葉になっています。自分の 『体験』 を語れない人、『自分』 が学んだこと、自分の 『考え』 が明確に言えない人は、安易に使うべきではないと思います。
7.話に一貫性のない、軸がぶれている
私は、同じ内容を間を置いてから、違う角度で質問することがあります。軸がぶれない人は、同じ答えに行き着きます。ぶれている人は、真逆の答えが返ってきて、それに本人はまったく気付きません。軸がぶれない人とは、自分の考えを持っている人です。

以上、面接試験では、今、何ができるのか?を見ている訳ではありません。仕事の実務能力を面接の段階で判るはずもないのです。これから何ができそうか?を見極めようとします。
やってきたことが、アルバイトでも、サークル活動でも、放浪の旅でも、何でもいいのですが、成功体験や失敗を通じて、何を感じ、何を得たのか、人間的成長とその人の感性を私は特に知りたいと思っています。
最後に、
あなたの 『強み(売り)』 は何ですか? それをさらに伸ばすために今、何をしていますか?
あなたの 『弱み』 は何ですか?それを今、どのように克服しようとしていますか?
あなたは何故、この会社に入りたいのですか?
あなたにとって、『仕事とは、働くとは』 何ですか?





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